2008年12月05日

パガニーニの主題で変奏曲を書いた 意外で偉大な作曲家とは

「パガニーニの主題」を使って変奏曲を作った作曲家は何人かいる。
「パガニーニの主題」とは、ニコロ・パガニーニが作曲した無伴奏ヴァイオリンによる「24のカプリース 作品1」の最終曲を指す。
一番有名なのは、セルゲイ・ラフマニノフ作曲「パガニーニの主題による狂詩曲 作品43(※狂詩曲とはいえ変奏曲のスタイルである)」であることに異論はないだろう。特に耽美な第18変奏はジャンルを超え、あらゆるシーンで使われる有名な旋律。パガニーニの主題をそのまま反対から演奏しただけなんだけど、あまりにも美しすぎる。本家本元のパガニーニの曲よりも有名である。
その次がブラームス作曲「パガニーニの主題による変奏曲 作品35」がよく知られている。他にもリスト、ルトスワフスキ・・・改めてググってみるとたくさん出てくる。ファジル・サイもジャズ風にアレンジしてる。
意外で偉大な作曲家が変奏曲を作曲していた。その名も
アンドルー・ロイド=ウェバー (Andrew Lloyd-Webber)アンドリュー・ロイド=ウェッバー、アンドリュー・ロイド=ウェバーとも発音する。
あまりにも偉大すぎるため詳細は割愛させていただく。「オペラ座の怪人」「キャッツ」の作曲家である。
曲名は、チェロとロックバンドのための「変奏曲」
まずはYouTubeでご確認頂きたい。

チェロの演奏は、アンドルーの弟、ジュリアン・ロイド=ウェバー(ウェッバー)(Julian Lloyd- Webber)
この演奏は、第22変奏と第23変奏のみ。最後の「第23変奏」は凄くカッコイイ。そしてびっくり。チェロのペグ(糸巻き)を緩めて普通は出せない低音でフィニッシュ。この演奏は是非全曲聴いてほしい。ジャズ、スィング、カントリー、ノスタルジックなクラシックと、クロスオーバーに繰り広げられる変奏。アンドルー・ロイド=ウェバーはやっぱり偉大なメロディメーカーだとあらためて思う。
今はAMAZONにもHMVにも売られていないのだけど、ジュリアンとマゼールとロンドンフィルによるオーケストラ版の録音が、国内盤として1987年リリースされていたのである。
アンドルー・ロイド=ウェッバー:ヴァリエーションズ
私の手元には運良くあるのだが、ライナーノーツによれば、兄弟はお互いフットボールのファンであった。かねてよりチェロの作品を書いてほしいと思っていた弟ジュリアンは、兄アンドルーが応援するチームが負けたら、一曲書くという賭けを提案した。そして兄は作曲することになったという。
HMVには在庫あり。ただしこれは「ロックバンドとチェロのための」もの。チェロはジュリアン。
Variations( Andrew Lloyd Webber )
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2008年12月04日

仮面舞踏会 剣の舞・・・そして ピアノ協奏曲

ハチャトゥリアン作曲の「仮面舞踏会」はフィギュアスケートグランプリシリーズ・グランプリファイナル出場決定の浅田真央選手のFPの使用曲ということでかなり有名になった。ところで、みなさん!「ハチャトゥリアン」ってご存知?そうそう。剣の舞。いかにも剣を持って戦ってるようなイメージを想起させるとてもすばらしい名曲だ。
だけど、もっと知ってほしい。ハチャトゥリアンの事。
たくさんの作品を残してる。私はそんなにたくさん聴いているわけではないけど、その中には本当に驚くような名曲が潜んでいて、まだまだ知られざる存在のものも多い。その中でも比較的知られている「ピアノ協奏曲」を紹介。
「仮面舞踏会」も「剣の舞」もけっこうハデハデで激しい音楽だから、ああいうのがハチャトゥリアンという作曲家の個性と思われがちだけど、決してそれだけじゃないってことを知って頂きたい。ピアノ協奏曲の第二楽章をどうぞ。
YouTube

如何だろうか。しっとり、切ない旋律。盛り立てるオケもまたいい。
CDご紹介
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番/ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲
演奏:ベレゾフスキー(ボリス)/ウラル・フィルハーモニー管弦楽団/リス(ドミトリー)
価格:2,339円
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2008年12月02日

2008年10月27日「資生堂「リバイタル グラナス」の最新CMでセリフを棒読みしているのは?」の続き

2008年10月27日の「資生堂「リバイタル グラナス」の最新CMでセリフを棒読みしているのは?」という記事で、ヴァイオリニスト、諏訪内晶子さんのすばらしさを書いた。
その後、なんとユニバーサルミュージックがベスト盤としてCDをリリースしてた。
その名も「impressions THE BEST OF SUWANAI」
いやいや待てよ、諏訪内さんのベスト盤は既にあったよなぁ。ということは、間違いなくCMの便乗でリリースしたに違いない!ユニバーサルミュージックよ、ちゃっかりしてんなぁ。なにしろ過去の演奏からチョイスすりゃいいだけだし。それにしても今回の売り方が少々気に入らない。
2008年11月22日、SHM-CDという、CDよりも高音質を実現するとされる規格で先行発売された。3200円。そして12月3日、普通のCDで発売となった。2800円。同時にリリースすればいいのに、姑息なやり方で商売っ気を出すなんてセコいぞユニバーサル!
SHM-CDはご存じ?梅田のタワーレコードだったろうか、普通のCDとSHM-CDで聴き比べるコーナーが最近あった。聴き比べてみて、私にはまったく同じにしか聞こえなかった。技術的なことはググって調べたまへ
そんなわけで「impressions THE BEST OF SUWANAI」を2つ紹介。
↓コレがSHM-CD仕様
impressions THE BEST OF SUWANAI(初回限定盤)
impressions THE BEST OF SUWANAI(初回限定盤)
演奏:諏訪内晶子
価格:3,200円
↓コレが普通の仕様のCD
impressions THE BEST OF SUWANAI
impressions THE BEST OF SUWANAI
演奏:諏訪内晶子
価格:2,800円
【収録内容】※どちらも同じ内容
1. ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 作品47 《クロイツェル》〜第1楽章(資生堂「リバイタル グラナス」CM使用曲)
2. ラフマニノフ:ヴォカリーズ 作品34の14
3. メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64〜第1楽章
4. ドヴォルザーク(クライスラー編):スラヴ舞曲 第1番(原曲:作品46の2)
5. シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47〜第2楽章
6. ラヴェル:ツィガーヌ
7. J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042〜第1楽章
8. ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲 第2番 ニ短調
9. サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28
10. チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出 作品42〜メロディ

両方とも、初回プレスのみ「諏訪内晶子2009年ミニ・カレンダー」が付いてるということなのでファンにはオススメ。クラシックのカレンダーとなるとデザインも上品だし置いておくだけでもけっこういいかもしれない。

余談だけど、前回の10月27日のブログ記事をアップした後、「グラナス 棒読み」「諏訪内 棒読み」とかのキーワード検索で私のブログを見にこられた人が数人おられたのには思わず笑ってしまった。
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2008年11月30日

アップル社 iPod +iTunesの功罪

皆さんの音楽生活は如何だろうか。
とりわけクラシック音楽を愛好する人にとって、MP3プレーヤー(音楽プレーヤー)を携帯し、移動しながらクラシック音楽を楽しむことができるというのは、本当に楽しいことなんだけど、同時に悩みも多いのではないだろうか。
最も多いのは、おそらく、音質についてであろう。
音声圧縮の標準といわれる、ビットレート=MP3の128kbpsでは物足りないと感じる。小さくて音域の高い音はかすれ、ピアノの機微な音はまるでトイピアノのような音質だったりする。
高音質のMP3の256kbpsでやってみると満足を得ることができるのだ。つまり、クラシック音楽ユーザにとってMP3プレーヤーの選択の基準は、大容量であるかどうかが重要なポイントとなる。
かつてクリエイティブメディアのMP3プレーヤーを使ってた。容量5GBで当時は大容量の部類であった。その後ソニーエリクソンの携帯電話に「メモリースティックデュオプロ」というメディアの4GBを差し込んで音楽ライフを満喫
そして現在、160GBの「 iPod classic」が登場したのでコレを購入して使用している。なお今は終売となり楽天のショップでも残りわずかのようである。現在は「 iPod classic」といえば120GBのものしかないようだ。

<無駄な作業その1>
通販で購入し、商品が届くまで3日あり、その3日間に先行リッピング(CDをデータ化すること)をした。200枚くらいやった。ダウンンロードした曲名をきちんと書き変えたりとかも含めてかかった時間は凄く長い。ところが使い慣れたソニーの「SonicStage」というリッピングソフトで行ったため、曲の管理体系がiTunesとは異なることが発覚。
データが作成されたフォルダは「SonicStage」はアルバム毎であったのに対し、iTunesはアーティスト毎だったのだ。そのまま取り込むのは可能だったが、アルバム毎にきちんと管理されていなければ、全く意味をなさない。現物が届いてから、気が付き愕然。今までの苦労が水の泡になってしまったのだ。
とはいえまたこつこつ入れていった。やはり凄い!MP3の256kbpsで、保有CDを全部入れても85GB。いや〜このCDラックのCDが全部この小さな機械に入ってるのね!いやはや、実に技術とはすばらしい!ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンがこの事実を知ったらどう思うことだろう!
<無駄な作業その2>
ある日自宅でCDを聴いたときに唖然愕然。
やはりCDの音質にはかなわないことがわかった。MP3の256kbpsは、ソレだけ聴いていれば問題ないけど、やはりCDの音のような深みというか奥行きというかスケール感というか、そういうものがないのだ。そこで、アップル社の独自開発した規格「Appleロスレス」を試したところ、これだと大丈夫。というか、可逆式圧縮なのでCDと同じ音質なのである。
問題は、256kbpsよりもファイルサイズが倍程度になる事。ということは、160GBの「iPod classic」だから、単純に計算しても絶対に全部のCDが入らないってコトだ!
160GBは、計算上148.79GBまでしか入らない。それでも、やはり音質を優先したい気持ちは変わらない。また最初から、Appleロスレスに入れ替えていった。

ようは、何の曲を取捨選択するかだ。が、しかしである。
私にとっては、取捨選択はあまりに厳しい試練だ。「聴きたいから」購入したわけで、聴かなくてもいいCDなんて一枚もないと言っていい。
「プレイリスト」機能を使えば簡単なのはわかる。だけどそれでは iPodの中でアルバム毎の表示がされなくなってしまう。クラシックの場合は、同じ曲でも演奏家が異なる場合が多々あり、曲名が並んでいるだけではダメなのだ。他のメーカでも大容量の動きは鈍そうだし、このまま不便でも使い続けないといけないのだろう。

「iTunes」も非常にレベルの低いソフトだと思う。
1)それまでの多くのリッピングソフトはフォルダ構成が「アルバム毎」であったのに、「アーティスト」単位でのフォルダ構成となり、他からのインポートにひと手間必要となったユーザは多いだろう。
2)曲名のアタマにチェックする処があり、チェックした曲のみ「iPod」と同期させればいいのであるが、チェックした曲のみの容量表示はできない(プレイリストを作成すれば良いがプレイリストによる同期であれば「iPod classic」ではアルバム毎の表示とはならない)

また、「iPod classic」も使い勝手の良くないプレイヤーだと思う。
1)曲の取捨選択の際、「取」はできるが「捨」はできない。やろうと思えば、初期化し最初から全部入れ直しをしなければならない。著作権保護の目的はわかるけど、160GBの場合、これをやると一晩かかる。私は10時間かかった(使用マシンのスペックはAMD5600デュアルコア+メモリ6GB。 外付けHDDからiPod classicへのデータへの同期)。
2)デザインはよいが、デザインのためにインターフェース(操作性)が犠牲になっていると思う。指でなぞって操作をするのだけど、認識しないときがしばしば。そのたびにイライラ。
3)WMAファイルは利用できない。インポートの際自動的にMP3に変換されるが、同じビットレートならWMAのほうがファイルサイズが小さくなるため、敢えて無意味な変換する必要はないのではないか。何故こんなことをしているのかといえばもちろん、WMAはMicrosoft社が開発した規格であるためだ。同社とApple社の今までの長い戦いの歴史であることが最大の理由だけど、消費者側にとってどんなサービスがふさわしいかなんて考えていないってことだ。

そんなわけで、「iPod classic」の使用は、振り回された印象ばかりが強い。

しかし今なお「iPod classic」を使っている理由は、CDの高い音質の再現が可能でることと、それに伴う大容量であるという理由だけである。デザイン性なんかどうだっていいし劣悪な操作性を思えば別機種にしたいのが本音である。

「iPod classic」最新機種Apple iPod classic 120GB Silver MB562J/A
※リンク先は「い〜でじ」さん。現在の価格29,280円 (税込) 。送料無料、カードOKでこの価格は安いだろう。


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2008年11月29日

さらにググッと大人の演技 浅田真央選手と「仮面舞踏会」

フィギュアスケートグランプリシリーズ第6戦・日本(NHK)杯は浅田真央選手優勝!
優勝おめでとう!GPシリーズファイナル出場決定もおめでとう!
SPで一位だったのだから普通にすれば優勝できるのに、トリプルアクセル2つ入れようと挑戦するこの強さ。大人の表現力。まだ若いのに貫録さえ漂う。

日本勢で表彰台を埋めてしまった。中野選手も鈴木選手もおめでとう!

アラム・ハチャトゥリアン作曲「仮面舞踏会(よりワルツ)」。
浅田真央選手の今シーズンのフリー使用曲である。
作曲家の名前はハチャトゥリャンとかハチャトゥリアンとかいろいろあるけど、同一人物を指す。英語では「Khachaturian」となる。
気をつけてほしいのは、CDショップに行ったときの棚の並びが作曲家順であったときのことだ。日本語順のときは「は」でいいけど、英語順のときは「K」である。だいぶ前だけど、私は「H」で探してしまい、たいへん困ったことがあった。みなさんもお気を付け頂きたい。
なお、クラシックの世界では、ヴェルディ(ベルディ/Verdi)というイタリアの作曲家が同名のオペラを作曲しているので、お間違えなきよう。日本では、少年隊やアルフィーが同名の曲を歌っているが、これも異なるのでお間違えのなきよう(笑)
曲はたいへん有名な旋律であるが、名前までは知らないよ、そんな代表的な曲のひとつである。しかしそれは、今回の優勝で過去形となることがこれで確定。

さて、EMI MUSIC JAPANが今年もコンピをリリースしている。
「浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック2008-09 」
浅田舞&真央 スケーティング・ミュージック2008-09
お二人の使用曲ばかりを集めたコンピレーションアルバム。昨年に引き続きである。よほど昨年売れたんだろうか!?なお昨年盤は2枚組、今回は1枚である。もちろん「仮面舞踏会〜ワルツ」も入っている。こちらで試聴できる
舞さんのエキシビション使用曲が「シェルブールの雨傘」となっている。いや〜なんて渋い渋い。ご年配の方ならよくご存じだと思う。たいへん有名な映画の曲である。今なお日本でも、日本語歌詞がつけられ、アレンジされ、シャンソンのスタンダードナンバーとしてよく歌われている。

上記のCDとは異なるけど「仮面舞踏会」をiTunesでダウンロードすることが可能。
アンドレ・アニハーノフ指揮 & サンクト・ペテルブルク国立交響楽団 - ハチャトゥリアン:バレエ音楽集 - バレエ音楽「仮面舞踏会」組曲 より: ワルツ
↓クリック
アンドレ・アニハーノフ指揮 & サンクト・ペテルブルク国立交響楽団 - ハチャトゥリアン:バレエ音楽集 - バレエ音楽「仮面舞踏会」組曲 より: ワルツ
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ひとつの大きな花束---「燃焼系クラシック」 OTTAVA(オッターヴァ)

allegro.jpgOTTAVAと書いて、オッターヴァ、と読む。「音楽の花束」という意味を持たせている。
デジタルラジオおよびインターネットラジオとして2007年4月に開局したクラシック音楽専門のチャンネルで運営母体はTBS系列。開局のころから聴いている。
デジタルラジオ、というのは、平たーく言えば地上デジタル放送と同じ技術を使ったラジオ放送である。実験的な意味合いが大きいのが現状で、首都圏と大阪の一部でしか聴収することができない。しかも受信するには、専用の機器が必要なんである。当時、ソニーエリクソンから、地上デジタルチューナーと同時にデジタルラジオも聴ける機能を搭載した携帯電話の最新機種「W44S」がリリースされた。OTTAVA開局予定の話は既に知っており、いわばOTTAVAを聞くために「W44S」へ機種変更したのであった。
しかし、音がトギレトギレでうまく受信できない。何度行なっても同じようになり、残念だが携帯電話での受信はあきらめた。
そして、今はほぼ毎晩、PCでインターネット経由で聴いている。確か記憶では、開局時はデジタルラジオのチャンネルであって、「インターネットでも」聴くことができるという風に、デジタルラジオが主でインターネットが副の役割であったように思う。しかし今、リスナーの割合はどうだろう。おそらく圧倒的にインターネット経由と思われる。
OTTAVAは、最初の頃はもうラジオ放送なんていう水準のものではなかった。だらだらと音楽を流している、そんな印象であった。メリハリが出てきたのは少なくとも開局から半年後くらいだろう。プレゼンターの特色がじわじわと出てきたのだ。
中でも唯一、リクエストができる夜の番組「OTTAVA con brio」が突出してきた。その時の気分をメールで伝えると、プレゼンターの斉藤茂さんがイイ曲をセレクトしてくれるその名も「フレーバーリクエスト」というものがある。斉藤さんも最初の頃はどう進めれば良いのかかなり迷っていたし、リクエストする人がいつも同じだったりして、聴いてるこちら側が先のことを心配するくらいの頃もあった。しかしそこは斉藤のお人柄だろうか、リスナーもどんどん乗ってきて、リスナーも斉藤さんを乗らせて、しだいに盛り上がってきた。そしてある日寄せられたリクエスト「ジョギングの時音楽プレーヤーで聴くのに最適な曲は?」というのが大きな話題となり、リスナーから話題に沿ってリクエストが集まり始めた・・・
そしてそれらをコンピレーション・アルバムとしてリリースされたのが「燃焼系クラシック」である。
実際にCDとなり販売されるのではないが、iTunesから購入することができる。
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「OTTAVA con brio燃焼系クラシック アレグロ」エンリケ・モラタッラ - OTTAVA con brio 燃焼系クラシック - アレグロ -
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「OTTAVA con brio燃焼系クラシック アンダンテ」ベーラ・ドラホシュ - OTTAVA Con Brio 燃焼系クラシック - アンダンテ -

たいへん感動的である。コンピレーションとはいえリスナー参加型のアルバムが出来上がる、というのは、クラシック音楽の新しい楽しみ方となるのではないかと思う。OTTAVAが1年半かけて出したひとつの結論。そう。「燃焼系クラシック」という名前の花束。ひとつひとつ、とてもいい香りのする綺麗なたくさんの花が束になっているかのよう・・・

まだまだ課題が多いのも事実だ。簡単に挙げてみたい
○プレゼンターの知識不足
たまに間違ったことを言っている、自分で話題を展開しておきながら詳細を言わず濁らせて次の話題へ進んでしまうなど。生放送ゆえある程度は仕方のないことかもしれないが、散見される。またWikipediaの内容をそのまま読んでいるかのような印象を受けることもある。
○プレゼンターのアナウンスの技術不足
一部のプレゼンターだけど、再々言葉を噛んだり、早口で聞き苦しい。にもかかわらず、いつまでも改善されないという印象を受ける。私はその時だけはOFFにして音を消している。
○音源が「NAXOS」
NAXOSはボリュームがハンパじゃないし、かなりコアな曲までカバーしているから、そして著作権料が安い(いくらか知らないけど)からなのだろう。しかしせっかく高音質配信が可能なのだから他のレーベルに所属している演奏家の楽曲もやってほしい。このあたりは予算次第か。
○チャンネルとしてのおもしろさがいまひとつ
リクエスト番組「OTTAVA con brio」以外のプレゼンター付きの番組は、プレゼンターが経験や趣味嗜好を中心にトークを展開している。ひとつひとつは個性があり面白いのだけど、俯瞰してみると、「違う顔を並べただけ」であって企画的には似たようなものばかりではないかと思う。
斬新な展開が欲しい。
・リスナーをスタジオに呼び対話形式にする
・リスナーと電話で会話
・アマチュア演奏家の録音を送ってもらい、番組内で流してみる
・演奏会の生中継 
など、考えうる可能性をどんどん模索し、唯一無二のチャンネルになってほしい。
いずれにせよ今後の展開が楽しみである。
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2008年11月26日

ニャンともびっくり!CD「ニャンクラ」が衝撃の全国リリース(トンデモ・クラシックス その5)

「CDジャーナル」より引用(掲載日:2008/11/26)
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=21574

~ニャンコが歌うクラシック~ニャンクラ

ニャンコが歌うクラシックCD『ニャンクラ』が、ついに全国リリース!
 誰もが知るクラシック音楽の名曲をニャンコ(猫)が歌うという、癒しの2大巨頭がコラボレーションしたコンピレーション・アルバム『〜ニャンコが歌うクラシック〜 ニャンクラ』(ZCL-017 税込2,100円/写真)がついに全国リリース決定! ZAZZYレーベルより12月3日に発売されます。
 アルバムは、ZAZZYレーベルと雑貨屋ヴィレッジヴァンガードとの共同企画作品。ニャンコが歌うのは、「エリーゼのために」「トルコ行進曲」「ハレルヤ」「白鳥の湖」「交響曲第5番 運命」「惑星より ジュピター」「交響曲第9番より 喜びの歌」などの全12曲で、ピアノをバックに名曲の旋律を「ニャーニャーニャー」と奏でています。
 資料によれば、参加ニャンコ総数は100匹以上! 歌入れには300時間以上を要するなど、本気モード全開の意欲作となっていますので、猫好きは必聴です! すでにヴィレッジヴァンガードでは先行発売され、大好評となっているだけに、全国の猫マニアはお忘れなく!

ネコとクラシック。両方の"癒し"をクロスオーバーしたらどうなるか!?こんな事思いついた人は凄い。きっと私のような人なのだろう(笑)
いまどきシンセとか使えば簡単に出来ちゃうのでは?などと言うのは無粋か。とにかく聴いてみたい。インターネットやテレビとかの映像でネコがニャンと鳴くと、うちのネコは何故か反応するのだ。返事をしたり「誰かにゃ?」という顔で声の主を探し回る。このCDをかけるとどんな反応をするのだろうか?楽しみだな・・・
現在AMAZONで予約受付中


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2008年11月25日

日本で一日平均5.5回演奏されるクラシックの名曲とは?

CDはなぜ12センチで収録時間が74分が主流か?わりと有名な話なので勿体ぶらずに回答すると、ベートーヴェンの第九交響曲が全曲収まるから、ということである。おそらくメディアとしての扱いやすさ、ラックに収納した時のこととか様々な条件も考慮した結果と思われるがこの逸話は「第九」の偉大さを雄弁に物語っていると思う。
そんな「第九」の季節がいよいよ到来。年末に演奏されるのがこんなに慣例として定着しているのは日本だけらしい。
何故年末に「第九」なのかご存知だろうか?第九が日本で初演された頃のドイツでの慣例を取り入れた説、NHK交響楽団が年末にひと稼ぎしようと思いついた説、諸般あるけれど、私はショージキ、どうだっていい。どちらかといえば年末だけ演奏されるのをあまり歓迎していない。なぜならば「第九」だらけになって洪水のように演奏されるのである。つまり他の曲が耳に入りにくくなるのがさびしいのだ。
言うまでもなくたいへんな名曲だし、みなで喜びを分かち合おうという歌詞は年末ならばタイミングもいい。だけど、12月中、特に半ば頃からは集中してくる。良い曲ならば、通年で親しまれてもいいじゃない?そう思うのは私だけだろうか。
コンサート検索の「WEBぶらあぼ」で2008年の「第九」演奏回数について検索してみた。
2008年の月別演奏回数
1月  1回
2月  6回
3月  3回
4月  6回
5月  0回
6月  0回
7月  1回
8月  2回
9月  2回
10月  2回
11月 12回
12月 170回

あらためて、極端としか言いようがない。
12月はなんと1日平均5.5回の演奏である。しかも土日祝に集中していると予想されるので、土日祝は日本中どこかで10回くらい演奏されているということになる。

第九の曲についてはWikipediaのほうが詳しいし、細かいことは専門サイトに任せるとして、こだわりの一枚を紹介したい。
ベートーヴェン(ワーグナー編曲)交響曲第9番「合唱付」(ピアノ版)※世界初録音
Ludwig van Beethoven Arranged by Richard Wagner
Ludwig van Beethoven Arranged by Richard Wagner
価格:1,767円
小川典子 (ピアノ)
緋田芳江 (ソプラノ)
穴澤ゆう子 (アルト)
桜田亮 (テノール)
浦野智行 (バス)
バッハ・コレギウム・ジャパン
鈴木雅明 (指揮)
このジャケット凝ってる。ベートーヴェンの自画像からワーグナーの自画像へと徐々に変わってるのである。ユーモアなジャケットはクラシックのCDでは珍しい。
第九交響曲はフランツ・リストがピアノソロ用に編曲、こちらのほうが有名なんだけど、リヒャルト・ワーグナーによる編曲なんて存在自体が知られていない。そこへ光を当てたピアニストがいた!しかも日本人。その名は、
ピアニスト・小川典子。
リスト編曲と異なるのは、声楽はそのまま残り、オーケストラパートのみピアノとなっている点。
このCD、持ってて時々聴くのだけれど、かなり凄い演奏である。フルオーケストラのような荘厳さは無理にしても、まるで最初からピアノと声楽のために書かれた曲のよう。驚くほど違和感を感じないのである。
私は小川典子さんが大好きだ。公式ホームページもある。
武満徹をはじめとする日本の現代クラシック作曲家の作品集を演奏しCDを出したり、そうかと思えば全然知らない「ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル」という作曲家の曲も演奏したりする。彼女のポリシーはきっと「新しい領域への開拓」ではないかと思う。商業主義的な考え方からすれば、知名度の低い作品、作曲家の演奏やCDリリースは敬遠すべきと思うだろう。しかし彼女は商業的なことにとらわれず、自分の思いを自らの気持ちで実現しているように見える。だからこそ、専属契約をしたレコード会社はグラモフォンでもPHILIPSでもEMIでもなくスウェーデンのレーベル、BISであったのだと思う。
今後も小川典子さんのご活躍に期待したい。
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2008年11月21日

ファジル・サイ再来日 なんで大津びわ湖ホール!?

歓迎!ファジル・サイ(Fazil Say)来日。昨年に続き9回目だそうな。

昨日は東京、今日(11/21)は調布でリサイタルが行なわれているはずだ。聴きに行った人の感想ききたいなー
今後のツアースケジュールは以下のとおり
11/27 北海道(札幌コンサートホール)
11/28 鹿児島(宝山ホール)
11/29 つくば(ノバホール)
11/30 大津(びわ湖ホール)
12/2 大阪(いずみホール)
12/4〜7東京(すみだトリフォニーホール)
大阪では、岩村力指揮/大阪センチュリー響との共演によるモーツァルト:ピアノ協奏曲第21番。
東京では、「ファジル・サイ プロジェクト in Tokyo」と題し4夜連続となっている。特に「第2夜 デュオ・ライヴ」はパーカッションとのコラボによる即興演奏だそうだ。これは垂涎もの。東京の人はいいなぁ。
超過密スケジュールだけど、発見。11/22〜26はなんだかポカンと空いている・・・
テレビ収録かな?もしそうなら、予定知りたい。前回はバラエティ番組「たけしの何でもピカソ」に出場してたのを後で知った。そういう放送は必ずチェックしたいものだ
それともまた某美人女優と密会か!?

私は作曲家としての「ファジル・サイ」も大好きだ。
ピアニスティックな作品が多いけど、メロディラインもしっかりしており現代音楽としてはとても聴きやすい。

今頃になってサイの作品をひとつ発見したので紹介したい。
『シェエラザード』(ピアノ4手版)、他 エンダー姉妹(ピアノ)
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このCD、今はほとんど店頭では見かけなくなった。このリンク先のHMVには在庫があるようだ。
リリースされたのが2003年10月。当時はたいへん話題を呼んだ。シエラザードのピアノ編曲はいくつか録音されたCDがあるけれど、エンダー姉妹によるもの(※この録音は1台4手の連弾)が一番良いと思った。そして同時に収録されている曲でとても清々しいきれいな曲を発見した。
世の中にはなんでこんなにきれいな曲がまだまだあるのだろう・・・そうこ思ってCDのジャケットをよーくみたら驚いた!
曲名は「Seveniere Dair(To the Lovers)」作曲:ファジル・サイ
you tubeでご確認。

この人、作曲の腕も凄いと思う。
「Seveniere Dair(To the Lovers)」の録音は私の知る限り、上記のエンダー姉妹のもの以外に見当たらない。

12月2日のいずみホールの演奏は、リサイタルではないのであまり聴きたい衝動にかられない。すると、11月30日の大津びわ湖ホール。日曜日だからいいんだけど交通費だけで往復3,000円。もちろん時間もかかる。どうしようかなって思ってる。JR西日本の新快速は速いけど三ノ宮からだと1時間1分。待ち時間、移動時間を入れても片道1時間半以上はかかる。悩む悩む。
それにしてもなんで大津?せめて京都とかにしてくれればまだいいんだけど!だけどねぇ、京都も結局京都駅から乗り換えだから距離感覚は大津とそんなに変わりはしないんだよなぁなどぶつぶつ
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2008年11月19日

相棒 杉下右京 本日のエンディングの曲=フォーレ「エレジー」

今日のドラマ「相棒」、面白かった。
ストーリー中にチャイコフスキーの第5交響曲第3楽章、とあったのでエンディングもてっきりソレかと思いきや・・・
フォーレ作曲「エレジー」作品24。
チェロの小品としてはスタンダードナンバー。メランコリック(憂鬱)なメロディでは代表的だ。
本来チェロと管弦楽のための曲としてかかれたんだけど、番組で流れていたとおり、チェロとピアノによる演奏機会のほうが圧倒的に多い。

大好きなチェリスト、ジュリアン・ロイド・ウェッバーの演奏をYouTubeで見つけた。

ジュリアン・ロイド・ウェッバー(Julian Lloyd-Webber )は「CATS」や「オペラ座の怪人」などのミュージカルを作曲したアンドルー・ロイド・ウェッバー(Andrew Lloyd-Webber)の弟。耳当たりがやさしく、気品のある音色が好き。

CDをご紹介。トルトゥリエのチェロ。
フォーレ:チェロ・ソナタ第1番&第2番,エレジー
フォーレ:チェロ・ソナタ第1番&第2番,エレジー
演奏:トルトゥリエ(ポール)

i-tunesでダウンロードし購入する場合は
「ルドヴィート・カンタ - メロディーズ~チェロ名曲集」より
ルドヴィート・カンタ - メロディーズ~チェロ名曲集 - フォーレ:エレジー
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2008年11月18日

「相棒 Classical Collection=杉下右京 愛好クラシック作品集=」12月発売!

人気ドラマ「相棒」で使用されたクラシックの作品ばかり集めたコンピレーションアルバムが12月に発売される事となった。
収録予定のクラシック曲は以下の内容

○威風堂々第1番(エルガー)
○愛のあいさつ(エルガー)
○G線上のアリア(バッハ)
○英雄ポロネーズ(ショパン)
○夜想曲 作品19の4(チャイコフスキー)
○「幻の太陽」(シューベルト)
○幻想小曲集 作品73 第1曲(シューマン)
○交響曲第41番《ジュピター》:第3楽章(モーツァルト)
○交響曲第25番:第1楽章(モーツァルト)
これらの曲はどれもクラシックの中の傑作ぞろいでおなじみのものも多い。

水谷豊さん演じる杉下右京がこよなく愛するのは、英国紅茶とクラシック。
事件解決の後に流れる曲がいつも印象的。

水谷豊さんといえば、個人的には「事件記者チャボ!」の頃のインパクトがあまりにも大きい感じ。新聞記者になりたいと思ったものこのドラマの影響が大きいかもしれない(ならなくて正解だったけど)。「おばーちゃん」「ツールせーんぱーい」「んーマッチャン!」など頭に残っているフレーズは多い。「事件記者チャボ!」もまた、クラシック音楽を多用したドラマであった。

ドラマや文学作品からクラシック音楽、という流れは最近多くなったと思うのは私だけだろうか。「のだめカンタービレ」は言うまでもがな、ちょっと前ならば「池袋ウエストゲートパーク」・・・もっと前は「少女に何が起こったか」(いくらなんでも古いわな)。
ドラマ「少女に何が起こったか」は小泉今日子が演じる主人公のピアニスト、ユキが「薄汚ねぇシンデレラ!」と罵られる場面が有名なんだけど、ドラマ放送から何年もたっているにも関わらず、ショパン作曲「革命」とベートーベン作曲「熱情ソナタ第三楽章」を聴くと、今なおその声が脳裏で、しかも石立鉄男さんの声でシンクロしてしまうのは本当に困ったことである(笑)

「相棒」のCDは現在amazonにて予約注文受付中
相棒 Classical Collection=杉下右京 愛好クラシック作品集=【HQCD】
相棒 Classical Collection=杉下右京 愛好クラシック作品集=【HQCD】
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2008年11月16日

グッと大人の演技 浅田真央選手と「仮面舞踏会」

テレ朝系でやってた「フィギュアスケートグランプリシリーズ2008」フランス大会の模様を放送していた。
テレビ見ながら「スタッフのみなさん、結果知ってるんでしょ」とツッコミたくなったけど、何故2位だったのか?を知りたいので見た。
 浅田真央選手の未発表(本当かな?)プログラム、ハチャトゥリャン作曲「仮面舞踏会」。
黒のメッシュ地のコスチュームをまとい、今まで見たこともないような強いインパクトのメイク。姿を見たときに思わずおおーと思ってしまった。大人としての演出たっぷりなんである。
ハチャトゥリャン「仮面舞踏会」はとてもアダルトな雰囲気たっぷりな曲。その曲に合わせて衣装もメイクも合わせたのだ。
 しかしそれ以上に感動したのは、浅田選手の表現力が成長した事。特に中盤〜後半の表現力はシロートの私でさえよくわかり、思わず唸ってしまった。転倒やジャンプミスは残念だけど、この表現力はきっと次の大会でもおおきなポイントになるのでは?と思った。
 優勝はカナダのジョアニー・ロシェット選手。凄い筋肉!そう思ったのは私だけだろうか?

「仮面舞踏会」のCD。
ロシア管弦楽名演集
ロシア管弦楽名演集
指揮:コンドラシン(キリル)
チャイコフスキー「イタリア奇想曲」,リムスキーコルサコフ「スペイン奇想曲」などロシアの有名な作品がたくさん詰まってる。

ongenでダウンロードする場合は
トップページより「仮面舞踏会」を検索、「ハチャトゥリアン:組曲 「仮面舞踏会」 - I. ワルツ(HD 16bit/44.1kHz) 」を選択




i-tunesでダウンロードし購入する場合は
アンドレ・アニハーノフ指揮 & サンクト・ペテルブルク国立交響楽団 - ハチャトゥリアン:バレエ音楽集 - バレエ音楽「仮面舞踏会」組曲 より: ワルツ
↓クリック
アンドレ・アニハーノフ指揮 & サンクト・ペテルブルク国立交響楽団 - ハチャトゥリアン:バレエ音楽集 - バレエ音楽「仮面舞踏会」組曲 より: ワルツ
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2008年11月13日

ハチャトゥリャンの仮面舞踏会「ワルツ」 浅田真央選手のフリー使用曲

いよいよ11月15、16日、フィギュアスケートグランプリシリーズ第4戦フランス大会が始まる!
グランプリファイナル優勝の大本命、浅田真央選手が登場。
テレ朝系で19時からオンエア。今からとても楽しみ!
浅田真央選手の使用曲、ショートプログラムは、ドビュッシー「月の光」。フリーはハチャトゥリャン(Khachaturian)「仮面舞踏会(Masquerade)」だ。
「月の光」は誰でもよく知ってる有名な曲。学校の音楽の授業で聴いたような気がする。でもフリーで使用する「仮面舞踏会」と聞いてピンとくるだろうか?"少年隊"じゃない!ハチャトゥリャン作曲だ。じつはいろんなところでたぶん誰でも聴いたことがある、とても有名な曲。知ってるけど名前までは知らないよなぁ〜というクラシック音楽の代表格のひとつかもしれない。
YouTubeでご紹介


ときどきピアノ連弾(4手)で演奏される。演奏してて楽しいだろうなって思う。冒頭のワルツ、ズンチャッチャッの直後の主題を、primo(高音)とsecond(低音)で交互に演奏される部分があって、これは実に楽しそうだ。
しかしなんと3連弾(1台6手)の演奏を発見。凄い。


CDを紹介
ハチャトゥリャン: 管弦楽作品集
ハチャトゥリャン: 管弦楽作品集
指揮:ラザレフ(アレクサンドル)


今から予言。
この曲、浅田真央選手がきっかけで大ヒットする!

いまだにくるみ割り人形「花のワルツ」でクルクル回転してた「真央ちゃん」のイメージだけど、今回の大人っぽい曲でアダルトな「真央さん」を発見するのだろうか。浅田真央選手ガンバレ!
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2008年11月09日

井上麻紀ピアノリサイタルへ行ってきた(神戸芸術センター)

maki_inoue_recital.jpg

第9回神戸芸術センター定期演奏会、井上麻紀ピアノリサイタルに行ってきた!会場へ入っていきなり、私は置かれたピアノに興味深々。明らかにスタンウェイと形が違う。よく見るとマークも違う・・・?「C.Bechstein」と書かれてある。家に戻って、ネットで調べて分かった。三大ピアノメーカーの一つで「ベヒシュタイン」と発音するらしい。スタンウェイとベーゼンドルファーしか知らなかった自分に反省。それにしても、ベヒシュタインのピアノって低音部分がずしーんとしないのね。
施設は「神戸芸術センター」。今年できたばかりのホール。もちろん初めて行った。
新神戸駅の近くにあって、上階部分は高級賃貸マンションになってるみたい。
神戸芸術センターには5台の種類が異なるピアノが置いてあり(しかも何故かスタンウェイ以外)、メインホール「芸術劇場」のほか、サロン用の小ホールが3つあるという。それぞれ名称がついており「シューマンホール」「ショパンホール」「プロコフィエフホール」だそう。なるほどドイツ、ポーランド、ロシアというわけか。何故この3人の名前になったかは知らないがものすごい気合いの入れよう。いつかここで「ラ・フォル・ジュルネ・オ・コーベ」なんて出来るかもしれんなこれは!
で今回の会場はメインの芸術劇場。典型的なシューボックスタイプ。つまりステージがあって長方形に座席が配置してある。大きさはバロック編成のオーケストラなら入れる程度の中規模ホール。ロマン派以降の規模のオケは無理だと思われる。今回のピアノリサイタルには、ちょっと大きすぎたかも。
シートに座って驚いた。隣の人が歩いているだけでシートが揺れるのだ。最初地震かとおもったけどそうではない。たぶん特殊な技術でホールを作ったんだと思われる。

前置きが長くなったけど、何故このリサイタルを知ったかといえば、なんと一か月近く前、私のマンションの郵便受けに「神戸芸術劇場」のパンフレットが入っていたんだけど、その中に招待券が入っていたのだ。井上麻紀さん?もちろんそんな人知らない。知らない人だからタダ?とりあえずネットで調べてみたら、いやいやかなりすごい人のよう。音楽の東大、桐朋卒。数々の国際コンクールに出たりしていて、ショパンのふるさと、ワルシャワ(ポーランド)へ音楽留学をしていたとか。こういう人は、かなりの腕前を持ちながら、いまだ知られていない演奏家ではないかと思い、行こうと思ったのだがこれが大正解。結論からいえば、「無料で来場し申し訳ない」ほどの素晴らしい演奏。

■今日のプログラム
〜前半〜
・ラヴェル「水の戯れ」「悲しき鳥たち(「鏡」より)」「道化師の朝の歌(「鏡」より)」
・ドビュッシー「前奏曲第I集/II集」より「アナカプリの丘」「西風の見たもの」「亜麻色の髪の乙女」「妖精はよい踊り子」「花火」

〜後半〜
・ショパン「スケルツォ第3番」「幻想即興曲」「バラード第4番」「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」とアンコールでショパンの曲2曲。

素直に素晴らしいと思った。とりわけ、演奏が光ったのはやはりショパンの「バラード」「アンダンテ・スピアナート〜」かな。スケルツォは申し訳ない、後半寝てしまった^^;;
「亜麻色の〜」以外は全体的に技巧的な作品ばかりだった。それぞれをひとつずつ丁寧に、まごころこめて演奏したよ!そんなすがすがしい印象が残った。重ねて言いたい。無料で申し訳ない!そして、秋に素敵な時間をありがとう!
ホール利用代金などはたぶんご本人持ち出しなんだと思う。そうだとすれば宣伝やPRも兼ねての将来への投資なのかもしれない。
地元兵庫の演奏家、井上麻紀さん。今後も応援したい。
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posted by 苦労する大場 at 23:46 | Comment(1) | TrackBack(0) | クラシック音楽

映画音楽の"Vocalise(ヴォカリーズ)"(現代音楽への誘い その6)

Vocalise(ヴォカリーズ)、本来の意味は「アーアー」と母音だけで歌う奏法を指す一般的な用語だけど、ラフマニノフ(Rachmaninov)の「Vocalise(ヴォカリーズ)作品34-14」があまりに有名なため、この曲を意味する言葉となっている。ちょうどラヴェル(Ravel)「ボレロ(Bolero)」と同じような扱い。
確かに題名に「Vocalise(ヴォカリーズ)」と記された曲は他に見当たらないからな・・・と思ってたら、映画音楽で見つけた。
現代音楽作曲家、キラール(キラル/Wojciech Kilar)の「Vocalise(ヴォカリーズ)」。
キラールが音楽監督をしたミステリー映画「ナインスゲート(The Ninth Gate)」のエンディング曲がソレ。日本でも上映された映画だけど印象薄いし私は見たことがない。
で、先日ビデオ店で借りてきて見た。ジョニー・デップ主演。
映画そのものは、ミステリーと思っていたら物足りず、ホラーと思っていても物足りず。ストーリーがしっかりしている分、ミステリーかな。悪魔の儀式が書かれた古い版画本があり、世界で3冊しかないが、真贋を確かめたいという依頼を主人公コルソ(デップ)が受け、持ち主を訪ねていく話。最後の最後に、すべてが依頼主バルカンが悪魔の儀式により悪魔の力を得るための仕業であったとわかり・・・面白かった。しかし、様々な事が中途半端に終わっていた。たとえば、謎の女は結局何?最後に燃えたはずの古い城へ向かっていったコルソは何をしに行ったの?
キラールの映画音楽としての全体的な出来栄えはすごくイイ。音楽単体でも楽しめると思う。
最後の最後にエンディングでこの美しいVocalise(ヴォカリーズ)が使われてた。ストーリーがかなりオドロオドロしていたから、よけいに美しさが際立ってる。
YouTubeで検索するいくつもの投稿があるのがわかる。世界ではすでにどんどん評価されているのかもしれない。
個人的にはこの演奏がラルゴな感じでいいかなぁと。


イージーリスニングっぽい感じだとコチラ


CD買うなら今のところサウンドトラックしかなさそう
The Ninth Gate
The Ninth Gate
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posted by 苦労する大場 at 11:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック音楽