シュニトケの映画音楽は、シュニトケ「らしさ」が中途半端な分、聴きやすいのが魅力。
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VOL.4に収録されているうち、前半の「Sport, Sport, Sport」はOLYMPIAから出ている幻盤に収録されている。OLYMPIAのソレはやや録音が古い印象を受ける。しかしながら私が今まで聴いたシュニトケの映画音楽の中では最も気に入っているのが「Sport, Sport, Sport」だったこともあり、おおいに期待。
結果、期待を大きく上回るすばらしさ!OLYMPIA盤には収録されていない曲もあったりして新鮮、新鮮、新鮮。
チャイコフスキーの第5交響曲第1楽章の冒頭の旋律が出てくるあたりは、さすがシュニトケ、やるねぇ〜という感じ。後半は英題で「The adventers of a dentist」という映画の曲。日本語訳で「歯医者さんの冒険」・・・どんな映画なんだよそっちが気になる(笑)
曲の内容は、シュニトケの作品の中でも特に有名な「古風なスタイルによる組曲」と旋律が同じものが半分くらい。
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Alfred Schnittke: Film Music, Vol. 4 [Hybrid SACD]
価格:1641円
ディスコグラフィでは、映画音楽もアニメ音楽も、全てFilm Musicと表記されているので、ちょっと区別しにくいですね。
「グラスハーモニカ」は古典的な美しい旋律で、「鉛筆と消しゴム」はコンチェルトグロッソ第1番の旋律が出てきたりして、なかなかバラエティに富んでいますね。「グラスハーモニカ」はアニメ自体がシリアスで芸術的なので、ソ連時代のアニメのレベルの高さには驚きました。
YouTubeに上がってる、古いロシア(ソビエト)のアニメムービーは私も良く見ています。
1970年頃の作品が多いようですね。
ロシア語がわからないので残念なのですが、思わず見入ってしまうものばかりです。
作曲者がどの旋律を好んだのか、など垣間見えるようで、たいへん興味深いです。
ああいうのをもっとまとめて、CDとかになるといいんですけど、ストローベルさんのご活躍に期待したいところです。