2010年06月20日

シュニトケ「タンゴ」はこんな曲。 -浅田真央選手のSP使用曲

ブログを中断してたけど、再開するか。だってシュニトケネタだもんね。捜してる人多いかなと。

浅田真央選手をはじめ、フィギュアスケートで使用した曲はヒットするのはもはや当たり前となってきた感がある。次に選ぶ曲は何だろう?一番興味があるのはレコード会社か(笑)

もちろん私たち応援する側も関心度が高いことには違いない。
浅田真央選手の使用曲が決まったらしい。
SP シュニトケ作曲「タンゴ」
FP リスト「愛の夢」
だそうだ。リストの「愛の夢」といえば、そりゃもう知らない人はいないだろう。クラシックに疎い人でも、そのメロディを聞いたことがないなんてことはないから、ここでは割愛。

問題はSPのシュニトケ作曲「タンゴ」だ。
シュニトケという作曲家を知っていた人は多少なりともクラシックに興味がある人だろう。そして、シュニトケのCDを1枚でも持っているとなると、現代音楽に興味がある人だろう。シュニトケの「ペールギュント」CDを持っていて「グリーグよりも刺激的でいい」と絶賛するのは、もはや、マニアにちがいないのだ。そう。私のこと^^

さて浅田真央選手が選んだ、シュニトケ作曲「タンゴ」と言われても、実によくわからん。ベートーベンのソナタ、と言われているようなもんで、曖昧すぎる。シュニトケという作曲家の特徴として、タンゴとワルツはとても好きなようで、気に入ったメロディはたびたび自身の作品で使用しているのだ。このへんがヒントね。

タンゴ形式の曲は以下の通り
・ファウスト・カンタータ「慎んで目を覚ましておれ(ファウスト・カンタータ)より第4曲(タンゴっぽくないけど、タンゴのテンポで とあり)
・Polyphonischer Tango
・映画音楽「Agony」のtango

などだ。私の持っているCDを検索した結果。だけど、だけどね、
どれも違うと思うな。ズバリ多分、いやほぼ間違いなくこの曲でしょう。
歌劇「愚か者の生活」よりタンゴ。YouTubeにあったのでどうぞ。


この曲のCDは現在入手ほぼ不可能。かなり前だけど国内盤で出ていたけど、今では絶版状態。あまり知名度の高い作品ではないしね。

ただし、先に書いたように、気に入ったメロディはあちらこちらで転用している。
シュニトケの作品の中でも特に評価の高い曲、合奏交響曲第1番。しかもこちらのほうが圧倒的に有名。
第5曲目の中間部分で使われている。2分55秒あたりから。

こちらの曲は、多くの演奏家が録音しているのでCDはたくさんある。けど、今回ばかりはアマゾンのCDを紹介しない事にする。というのは、やはり、聴きなれない人にとっては全体的に難解な現代曲だから。部分的に切り取られて、恒例のフィギュアのオムニバス盤になるのを待ったほうがいいと思うから。

余談だけど、「合奏交響曲第1番」は現代音楽の中でも傑作中の傑作だと思うな。プリペアード・ピアノの使い方といい、絶妙なハープシコードの調和といい、楽想の深さといい素晴らしいと個人的には思ってる。

シュニトケは映画音楽や旧ソ連の動画などで音楽を担当しており、旋律を自身の他の楽曲へ転用する例が多々あるので、歌劇「愚か者の生活」映画音楽「Agony」「Polyphonischer Tango」すべて同じ事といえるかもしれない。
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posted by 苦労する大場 at 21:49 | TrackBack(0) | クラシック音楽